大阪・泉州を代表するブランド野菜の水ナスが旬を迎えている。みずみずしく、さっぱりした味で、定番の浅漬けのほか、生でサラダなどでも楽しめる。産地を維持し、高いブランド力を次世代につなげていこうと、ICT(情報通信技術)を活用したスマート農業の導入や、一度途絶えた品種の復活など、若手農家の挑戦が始まっている。
大阪府泉佐野市の住宅街の中に立つ三浦農園の水ナスのハウス。内部の温度や湿度、二酸化炭素濃度などのデータをセンサーで常時観測し、生育に適した環境に自動で調節する。最新技術に興味を持っていた三浦淳さん(35)が数年前から、府などと協力してデータを集め、取り組みを進めてきた。
■「ボケナス」にならないよう…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル